政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えて４月に自衛隊に対して出していた破壊措置命令を、２８日に解除する。

　これは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する可能性が極めて低くなったことからで、防衛省などに展開していた地上配備型迎撃ミサイル「ＰＡＣ３」については撤収させる予定。ただ、防衛省に配備してあるものは、迎撃態勢は解除するものの、車両と機材はそのまま残すことにしている。

　今回の破壊措置命令について、政府はこれまで「北朝鮮に手の内を明かすことになる」などとして公表していなかった。