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防衛相、自衛隊の災害対応能力強化の考え

2013年7月12日 23:09
防衛相、自衛隊の災害対応能力強化の考え

 小野寺防衛相は12日、年内に策定する新たな「防衛計画の大綱」について、東日本大震災などをふまえ、自衛隊の災害対応能力の強化を盛り込む考えを示した。

 小野寺防衛相は12日、災害などで首相官邸や内閣府、防衛省が使用できなくなった場合に、政府の災害対策本部が設置される東京・立川市の災害対策本部予備施設を視察した。

 「度重なる大きな震災の中で、防衛省としての能力をさらに発揮してほしいというのが、今の国民の願いだと思う」―小野寺防衛相は、現在の「防衛計画の大綱」が、東日本大震災以前に策定されたものだとして、震災の教訓をふまえ、新たな大綱には、災害対処にも使える装備品の充実など、自衛隊の災害対応能力の強化を盛り込む考えを示した。