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汚染水「コントロール」発言は当然~菅長官

2013年9月10日 1:59
汚染水「コントロール」発言は当然~菅長官

 福島第一原発で高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ出している問題で、菅官房長官は9日の会見で、原発付近の海で放射性物質が基準値を下回っていることなどを説明し、理解を求めた。

 この問題で安倍首相は、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催を決めた国際オリンピック委員会(=IOC)総会で福島第一原発への懸念に対し、「状況はコントロールされている」と述べ、安全性をアピールした。しかし、この発言に対しては、原発を抱える福島県民から疑問の声も上がっていた。

 菅官房長官「汚染水が漏れたといわれる湾内にシルトフェンスを設けて、それ(汚染水)が外に出ないようにしています。そこのフェンスの中も基準値以下なんです。同時に、湾外についても検査をしていますから、それはまさにセシウム濃度というのは検出限界値以下の数字しか出ていない」

 菅長官は、このように述べた上で、「コントロールしているというのは、ある意味当然のことではないか」と強調した。