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核不使用訴える共同声明、方針転換し参加へ

2013年10月11日 15:49
核不使用訴える共同声明、方針転換し参加へ

 岸田外相は11日、アメリカ・ニューヨークで開かれている国連の場で、調整が進められている核兵器の不使用などを訴える共同声明について、これまでの日本政府の方針を転換し、参加することを決めたと発表した。

 岸田外相「ステートメント(声明)全体の趣旨を精査した結果、我が国の立場からも支持しうる内容であるとの判断に至った」

 核兵器の非人道性や不使用を訴える共同声明をめぐり、これまで日本政府は、アメリカの核の傘に頼る安全保障政策と相いれないなどとして参加を見送っていて、被爆地の広島や長崎からは、反発の声も上がっていた。

 岸田外相は今回、共同声明への参加を決めた理由について、声明の内容に「適切な修正が加えられた」ためと説明した。