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日豪外相 EPA交渉加速の意向を示す

2013年10月16日 4:15

 岸田外相とオーストラリアのビショップ外相は15日、東京都内で共同会見し、停滞している両国のEPA(=経済連携協定)の交渉を加速させていく意向を示した。

 日本とオーストラリアの間のEPAは、第一次安倍政権の際に交渉が始まったが、牛肉や乳製品の分野など市場開放をめぐり、双方の間で意見の隔たりがあり、7年が経過している。

 オーストラリアのビショップ外相は共同会見で、両者のEPA締結に向けて「強力な経済貿易関係をさらにもう一歩、上に推し進めることができる」と述べた上で、「ぜひ決着させたい」と強い意欲を示した。

 これに対し岸田外相も、「安倍首相も強い意欲を持っていると承知している」と応じた上で、「両国間でいい結果を出すべく努力したい」と述べ、日本としてもEPA締結に向けて、交渉を加速させていく考えを示した。