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1票の格差、最高裁判断に政界の反応は…

2013年11月20日 22:27
1票の格差、最高裁判断に政界の反応は…

 去年12月の衆議院選挙の「1票の格差」をめぐる裁判で、最高裁は20日、判決で「違憲状態」と判断した。しかし、「格差が合理的期間内に是正されなかったとはいえない」として、違憲判断を避け、選挙の無効を求める訴えを退けた。今回の判決について、政界の反応は以下の通り。

 安倍首相「判決を厳粛に受け止めています。これから判決内容を精査していきたいと思います」

 自民党・石破幹事長「司法と立法との関係というものによく配慮した判決であり、私どもはその意図をさらに強く受け止めて、これから先、さらなる是正に向けて、前進していかなければならない」

 公明党・山口代表「立法府に対して厳しい注文がついたと受け止めなければなりません。立法府として、これから主体的に選挙制度の改正・改革に対する議論を加速させて結論を出さなければならない」

 民主党・岡田政治改革推進本部長「最高裁の非常に厳しい判断が下されましたので、これは本当に真摯(しんし)に受け止めなくてはいけない。違憲状態という選挙が行われたわけですから、有権者である国民の皆様に対して、おわびを申し上げなければならない」

 日本維新の会・松野国会議員団幹事長「違憲ということなので、立法府に身を置くものとしては、大変残念だと思っています。各党選挙制度改革、早急にペースを上げてやる必要があるのではないか」