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秘密指定チェックの機関、設置すべき~首相

2013年11月26日 20:08

 安倍首相は26日、特定秘密保護法案を審議する衆議院の特別委員会で特定秘密の指定状況などについてチェックするための新たな機関の設置について「私は設置すべきと考えている」と述べ、設置に前向きな姿勢を示した。

 新たなチェック機関の設置については「検討し、措置を講ずる」と法案の付則に盛り込まれているが、努力規定にすぎないとの懸念が指摘されている。これについて、安倍首相は26日の委員会で「私は設置すべきと考えている。設置すべく努力していく」と述べ、設置に前向きな考えを示した。

 また、法案で60年を超えて秘密指定することができる例外7項目のうち、「政令で定める重要な情報」については「極めて限定的に解するべきであり現時点では想定しがたい」と述べ、行政機関が恣意的に秘密を延長し続けることはないとの考えを強調した。

 一方、現在政府が指定している約42万件の特別管理秘密について安倍首相は、「約9割は情報収集衛星の画像だ」と明らかにした。