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秘密保護法案、自公はきょう成立させる方針

2013年12月6日 1:15
秘密保護法案、自公はきょう成立させる方針

 今の国会の最大の焦点となっている特定秘密保護法案について、自民・公明両党は会期末の6日、参議院本会議で採決し、成立させる方針だが、民主党など野党側は徹底抗戦の構え。

 参議院の特別委員会では5日午後、与党議員の動議によって審議が打ち切られ、採決された。民主党などの野党議員が委員長席に詰めより、怒号が飛び交う中、法案は自民・公明両党の賛成多数で可決された。

 民主党・福山哲郎議員「我々野党の声をいらないと言っているのと同様です。強行採決で打ち切られようとしています。こんなこと、今までの国会ではありえません」

 自民党・石破茂幹事長「議論が尽くされた上で、内容的にはかなり充実した審議。それ(議論)の成果を得た上での採決だと思っています」

 その後、与党側は参議院本会議で法案の採決を行おうとしたが、野党側は審議を引き延ばす目的で厚生労働委員長の解任決議案などを提出し、抵抗した。本会議は5日午後10時半過ぎにいったん休憩となり、与党側が6日午後に再開して採決する方針なのに対し、野党側は徹底抗戦の構え。

 国会は6日が会期末だが、自民党は法案を確実に成立させるため、3日間程度の延長も検討しており、6日午前に幹部が集まって結論を出すことにしている。