自衛隊が南スーダンで活動している韓国軍に、銃弾１万発を提供することになった。ＰＫＯ協力法に基づいて他国に弾薬を提供するのは初めてのこと。

　政府は２３日、戦闘が激化している南スーダンで、ＰＫＯ（＝国連平和維持活動）に参加している韓国軍に、自衛隊の銃弾１万発を無償で提供することを決めた。これは韓国政府からの要請を受けたものだが、ＰＫＯ協力法に基づいて他国に弾薬を提供するのは初めてのこと。銃弾は国連を通じ、２３日中に現地の自衛隊から韓国軍に譲渡されるという。

　政府は、「緊急性、人道性が高い」として武器輸出三原則の例外措置と位置づけているが、国会ではこれまで「要請があるとは想定していないし、あっても断る」などと答弁していた。