１７日に開かれた観光立国推進会議で、安倍首相は東京オリンピックが開かれる２０２０年に向け、外国人観光客を年間２０００万人にまで増やすことを目指す考えを示した。

　安倍首相「我が国は２０２０年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催という大きなチャンスを得ました。これを追い風として２０２０年に向けて２０００万人の高みを目指していきたい」

　去年、日本を訪れた外国人観光客の数は約１０３６万人で、史上初めて１０００万人を上回った。会議で安倍首相は「この数字に甘んじるわけにはいかない」として、外国人観光客を年間２０００万人にまで増やすため各閣僚がアイデアを出すよう指示した。

　具体的な課題としては、交通機関などアクセスの円滑化に向けた環境整備や、ビザ発給要件の緩和などがあがっており、会議では６月をメドに新たなアクションプログラムをとりまとめる方針。