「ネコはドコ?」外国人を魅了する谷中の街
去年、日本にやってきた外国人は1341万人。2013年から2年連続で過去最高を更新しています。そんな中、いま外国人観光客が注目している街が台東区「谷中」。観光地でもないのになぜ谷中が人気なのでしょうか。
下町情緒あふれる街で知られる台東区谷中。最近、この街に外国人観光客が急増しているといいます。取材した日も「オーストラリア」「スウェーデン」「デンマーク」など、様々な国からの旅行者たちがいました。そこで、あるフランス人の旅行者に谷中に訪れたわけを聞いてみると―
旅行者「(ガイドブックを指さし)にくさとー?」
そのガイドブックに載っていたのは、谷中ぎんざ商店街にある「肉のサトー」というお店。店先には揚げ物などのお総菜がズラリと並んでいます。実は、このお肉屋さんが作るお総菜を目当てに谷中にやってくる外国人も多いとのこと。お店の女将にそのワケを聞いてみると―
女将「わかんない、ハハハハ」
さて、台東区の外国人向け観光案内施設「YANESEN」によると、最近は「路地はどこに行けばありますか?」「ネコはどこに行けば会えますか?」といった問い合わせが多いとのこと。谷中は関東大震災や戦災を逃れた昔ながらの路地が確かに多いのですが、なぜ路地なのでしょう?
観光客「フランスにはこういう細い路地がないんだよ。だいたい広いんだ」「路地裏大好き!車もないし観光客もいないし、生活感があるから」
そして、その谷中の路地で、外国人が夢中になっているのが人なつこいネコたちです。
観光客「日本のネコはとってもフレンドリー。地元ボストンの猫はそうじゃないんだ」
外国人が谷中で体験する“日本の日常”。その象徴が路地裏のネコだそうです。
ネコ好きの外国人のハートをくすぐるドーナツ店もありました。「やなかのしっぽや」のドーナツはすべて猫のしっぽがモチーフです。
スタッフ「外国人が多い時は、本当に外国にお店がある感じっていうときはありますね。雑誌か口コミかとは思うんですけど」
実際、多くの外国人がウェブサイトの口コミを参考に谷中を訪れていました。サイトでも人気はやっぱりネコのようです。外国人を呼びこむ谷中の路地と猫。“招き猫”とはよく言ったものです。
お店の詳細情報などはOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75458.html