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辺野古移設作業、難航の可能性も

2014年1月20日 11:54
辺野古移設作業、難航の可能性も

 政府は今後も引き続き辺野古移設を進めていく考えだが、沖縄県名護市の市長選挙で名護市辺野古への移設反対を訴えた現職の稲嶺進氏(68)が再選を果たしたことを受け、移設に向けた作業が難航する可能性もある。

 安倍首相は「普天間基地の固定化は絶対に避けなければならない」として、今回の選挙結果にかかわらず、今後も辺野古移設を進める考え。政府関係者は「選挙結果を淡々と受け止めて、移設を進めていく」と話している。

 ただ、当選した稲嶺氏が今後、港や河川の管理権など、市が持つ権限を使って、移設に向けた国の作業に異議を唱える考えを示しており、政府・自民党からは「移設のスケジュールに影響が出るのでは」と懸念する声も上がっている。