５月３日の憲法記念日を前に、新しい憲法の制定を目指す超党派の会が１日、大会を開いた。集団的自衛権を巡る憲法解釈の変更で「憲法改正の動きにブレーキがかかってはならない」などとする決議を採択した。

　中曽根元首相「国民的合意を形成していくことで、改正論議はさらに前進されなければならない」

　大会では、会長を務める中曽根元首相が挨拶に立ち、憲法改正に向けた国民的合意の形成に決意を示した。

　採択された決議では、「安倍内閣の誕生以来、憲法問題は大きく動き出したのは喜ばしい」とした上で、集団的自衛権を巡る憲法解釈の変更について、「時間の問題からやむを得ないと認めるにしても、憲法改正の動きにブレーキがかかってはならないことは強調する必要がある」などとしている。