憲法記念日を前に、最高裁・寺田長官が会見
3日の憲法記念日を前に、最高裁判所の寺田逸郎長官が会見し、「憲法改正は国民的議論に委ねられるべきものだ」と語った。
「(憲法改正の)議論の中身は国民的議論に委ねられるべきものなので、私から、あるいは裁判所から申し上げることではないと思う」-寺田長官は、憲法改正についてはこう述べた上で、「憲法の柱となっている『法の支配』を実現するため、努力と工夫を続けていく」と強調した。
また、裁判員による死刑判決の取り消しが問題となっていることについては、「裁判員裁判の判決のうち、二審で取り消されたのは約7%にとどまっている」と指摘し、全体としては裁判員裁判に市民感覚が反映されているとの認識を示した。