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衆参に「情報監視審査会」常設で与党が合意

2014年5月20日 2:36
衆参に「情報監視審査会」常設で与党が合意

 特定秘密に指定された情報を国会で議論する新たな組織について、自民・公明両党の実務者は19日、衆参両院に「情報監視審査会」を常設するとした与党案を取りまとめた。

 与党案では、衆参両院に国会議員8人で構成する「情報監視審査会」を常設するとしている。審査会では、必要に応じて政府から特定秘密の提供を求めるなどして、指定が妥当かどうかをチェックする。そして、指定が妥当でないと判断した場合には、政府に運用の改善を求め、勧告できるとしている。また、審査会は非公開で行い、議員が秘密を漏えいした場合は懲罰を科すことにしている。

 自公両党は審査会の設置を今年12月までの特定秘密保護法の施行に間に合わせたい考えで、今後、他党にも協議を呼びかけ、今の国会で必要な法改正を目指す方針。