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公明、国会中の閣議決定に難色 集団自衛権

2014年6月18日 12:21
公明、国会中の閣議決定に難色 集団自衛権

 集団的自衛権をめぐる協議が大詰めを迎える中、自民・公明両党の幹事長らが会談した。自民党側は今の国会中に行使容認の閣議決定を行いたいと呼びかけたが、公明党は重ねて難色を示した。

 18日朝の与党幹部会合で自民党の石破幹事長は、今月22日までの今の国会の会期中に与党間で合意し、行使容認の閣議決定を行いたい考えを伝えた。これに対し、公明党の井上幹事長は「党内手続きの状況を見定めて日程は協議したい」と述べ、会期内の合意は難しいとの考えを示した。

 公明党は閣議決定文の概要についてようやく検討を始めたばかりで、閣議決定が来週以降となるのは避けられない情勢。ただ、政府自民党は閣議決定を期限なく先送りすることは避けたい考え。

 首相周辺も「最悪、来月1週目までに閣議決定をしたい」と話していて、調整が本格化している。