中南米を歴訪中の安倍首相は日本時間３１日朝、４か国目となるチリに到着し、銅鉱山の開山式に出席した。

　安倍首相「日本はカセロネス鉱山をはじめ、チリとの鉱業分野における協力関係をさらに今後、強化していきます」

　チリは銅やモリブデンなど豊富な鉱物資源を持つことで知られている。開山式で挨拶した安倍首相は、鉱物資源の開発が「日本とチリの経済発展に大きく貢献する」と強調した。来月１日のバチェレ大統領との首脳会談でもこうした考えを表明するとみられる他、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の早期妥結に向け連携していくことも確認する見通し。