首相、ASEMでアベノミクスをアピール
イタリアを訪問している安倍首相は16日、ASEM(=アジア・ヨーロッパ会議)首脳会議に出席し、アベノミクスによる取り組みをアピールした。
今回のASEM首脳会議には50を超える国と機関が参加しているが、経済がテーマの第1セッションでは、安倍首相が1人目の発言者に指名された。安倍首相は「アジアとヨーロッパが世界経済をけん引するエンジンであるべきだ」と主張。アベノミクスによる貿易と投資環境の整備やインフラ輸出を進めることで、アジアとヨーロッパの結びつきを強めることができると訴えた。さらに「地方創生」への取り組みにも触れ、「日本の地方がより一層、魅力的なパートナーとなるよう政策を推進していく」と強調した。
また、地球規模の課題がテーマの第2セッションでは、エボラ出血熱の対策について、日本の貢献をアピールした。
安倍首相は17日にはロシアのプーチン大統領と非公式な会談を行う方向で、ウクライナ情勢や北方領土問題について意見交換する考え。