日本とタイやミャンマーなどの首脳による日・メコン首脳会議が４日、東京都内で行われ、安倍首相は今後３年間でこの地域に７５００億円規模のＯＤＡ（＝政府開発援助）を行う考えを表明した。

　安倍首相「力強い経済成長を遂げつつあるメコン地域は、将来、豊かな成長のパートナーです」

　７回目となる今回の会議には、メコン川流域のカンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムの５か国の首脳が参加した。会議では、議論の成果などを盛り込んだ「新東京戦略」が採択され、日本が今後３年間で７５００億円規模のＯＤＡを行うことが明記された。質の高いインフラ整備や人材育成を行い、この地域への投資を進める中国との違いをアピールする狙いがある。また会議では、強引な海洋進出を続ける中国を念頭に南シナ海情勢への深い懸念も示された。