地方創生の基本理念を盛り込んだ「まち・ひと・しごと創生法案」など地方創生関連法案が６日、与党などの賛成多数で衆議院を通過した。

　この法案は、人口減少に歯止めをかけると共に、東京圏への過度の人口集中を是正し、地域における多様な就業の機会を作ることなどを目的としたもの。法案では基本理念として、国民が魅力ある地域社会で豊かな生活を営めるようにすることや、結婚、出産、育児について希望を持てる社会となるよう環境を整備することなどを掲げている。

　６日の衆議院本会議では、法案について民主党や維新の党など野党５党が、「具体策が欠如している」などとして反対したが、自民・公明の与党に加え、野党の次世代の党などの賛成多数で可決され、衆議院を通過した。政府・与党は今国会で法案を成立させたい考え。