７日、民主党の代表選挙が告示され、長妻元厚生労働相、細野元幹事長、岡田代表代行の３人が立候補した。

　共同記者会見で３人はそれぞれ、民主党の立て直しに向けた強い意気込みを語った。

長妻元厚労相「格差是正をして、１人１人の能力が最大限発揮できる、そういう環境・社会を作ることこそが民主党が目指す道だ」

細野元幹事長「今政府は法人税の減税を言っていますが、これは大企業の一部にしか効果がありません。中小企業やボトムアップの経済に強い民主党を、もう一度作り直したい」

岡田代表代行「色んな議論があるのが民主党の良いところだ。だけど、決めたらやっぱりリーダーのもとで結束する、そういった民主党にしたい。私は決断できる政治家だというふうに自負をしております」

　今回の代表選では野党再編への対応も注目されていたが、以前は前向きだった細野氏も、会見では慎重な姿勢を示した。この問題が争点となるのを避ける狙いがあると見られる。

　今後は全国１１か所で集会を行う他、街頭演説などが予定されている。代表選は今月１８日に行われる。