“都構想”に政治家生命かけた橋下氏の5年
大阪市の橋下市長はいわゆる“都構想”の実現に政治家生命をかけてきた。その5年間を振り返る。
橋下氏(今年1月)「負けたら辞めます、政治家を辞めますよ。辞めます」
橋下氏が政治家としての進退をかける「大阪都構想」。日本の歴史上初めて政令市である大阪市を無くし、現在は東京にしかない特別区を設置して、東京と並ぶ都市を目指す構想だ。
橋下氏(2011年)「大阪府民のみなさんと一緒に、夢を見たい。夢に向かって歩みたい」
「茶髪の弁護士」だった橋下氏が「都構想」を掲げたのは大阪府知事だった5年前。自身の掲げる改革を阻む大阪府と大阪市の確執を解消する狙いがあった。
橋下氏(2011年・市長選)「大阪市役所をぶっ壊す」
地域政党「大阪維新の会」を立ち上げ、そして国政政党「日本維新の会」を結党。すべては、「都構想」実現のためだった。5年の時を経て、判断は市民の手に委ねられた。それは、政治家・橋下徹に対する審判とも言える。
橋下氏(16日)「東の東京都に並ぶ“西の大阪都”になるなんて言うのは、最高の政治家の夢です。どちらが勝つかの大いくさ、ぜひ勝利を収めましょう」