今月１８日に民主党の代表選挙が行われるのを前に、３人の候補者が大阪市内での集会に参加した。

　民主党・細野元幹事長「民主党をしっかりと立て直す、これに尽きると思います。（維新の党と）政策的に相当の違いがあることは明確に申し上げたい」

　去年の衆議院選挙の前には岡田代表代行らに維新の党などとの新党を提案した細野氏だったが、集会では党の立て直しを優先すると強調した。自らを支持する陣営幹部からさえ「あんな提案をすべきではなかった」「代表選の行方にも影響する」との声があることに配慮した形。

　民主党・長妻元厚労相「まず民主党をきちっと立て直していけば、自民党に代わる受け皿としての二大政党の一角を占める」

　また、先月の衆議院選挙の際、民主党が大阪市で候補者を擁立しなかったことについて、責任者である岡田氏が陳謝する場面もあった。

　民主党・岡田代表代行「たしかに（大阪の）みなさんには申し訳なかったと思います。全体のためにやむを得なかったということもご理解いただいて」

　岡田氏は、維新の党との共倒れを防ぐために候補者調整を行ったと釈明した。

　全体の約３分の２を占める地方議員や党員・サポーター票は、事前に投票が締め切られるだけに、候補者たちは「この３連休が勝負だ」として懸命の努力を続けている。