安倍首相は２０日、来日している中東・カタールのタミーム首長と会談し、両国がテロの脅威に協力して対処していく事で一致した。

　安倍首相「過激派組織の動きは何としても止めなければなりません。この痛ましい事件、中東の安定に貢献していく。我々の意志はより強固になりました」

　会談の冒頭、タミーム首長からは過激派組織「イスラム国」に日本人２人が殺害された事に対して弔意が示された。その上で、安倍首相とタミーム首長はテロの脅威に対して協力して対処していく事で一致した。

　また、タミーム首長は日本がテロ対策の一環として行っている中東での人道支援に対して、感謝の意を示したという。

　このほか両首脳は、カタールによる天然ガスの安定供給などエネルギー分野での協力を継続する事などを確認した。