民主党、岡田新体制で初の党大会
民主党は1日、都内で岡田新体制になって初めての党大会を開き、「今年は党再生を確実に進める重要な1年だ」などとした活動方針を採択した。
活動方針では「政権交代ある政治を実現するために、政権の選択肢として再生した民主党の姿をしっかりと示す」としている。また「来年夏の衆参ダブル選挙も想定し、選挙準備を前倒しする」と盛り込んでいる。
国会で民主党は当面、政治とカネの問題で安倍政権を追及する方針。一方、この国会の大きな焦点、自衛隊の活動拡大につながる安全保障法制を巡っては党内には依然、意見の隔たりがある。国民の信頼を取り戻すには、安全保障法制や格差の解消など政策面で安倍政権に対する民主党の考えを明確に打ち出す必要がある。
政治とカネの問題で攻勢を強める民主党だが、党の支持率は伸び悩んでいる。党勢の回復に向けた手探り状態が今後も続くことになりそうだ。