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今夏までに復興支援の新たな枠組みを策定へ

2015年3月10日 22:14
今夏までに復興支援の新たな枠組みを策定へ

 安倍首相が10日夕方、記者会見を行い、東日本大震災の「集中復興期間」が終わる来年4月以降の新たな復興支援の枠組みを、今年夏までに策定する方針を示した。

 安倍首相「(来年4月からの)次の5年間の新たな復興支援の枠組みを、この夏までに策定いたします。内閣の総力を結集して策定作業にあたるよう、先ほど指示をいたしました」

 安倍首相は会見で、現在、国が全額負担している復興財源を来年4月以降、地方自治体にも一部負担してもらうかについて聞かれたが、「丁寧に検討していく」と述べるにとどまった。また、事業再建などの支援を大幅に拡充するなど、福島再生のための政策パッケージを今年5月にも決定したいとの考えを示した。福島の自立に向けた「将来像」についても、今年の夏ごろまでに取りまとめる予定。

 さらに、来年日本で開催されるG7(=主要7か国)サミットの開催地について、安倍首相は「今年6月にドイツで開かれるG7サミットまでに決定したい」「警備や宿泊施設、会議場など、様々な観点から(開催地を)総合的に検討していく」と述べた。