特定秘密保護法 国会のチェック機関が始動
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特定秘密保護法の運用を国会の立場からチェックする「情報監視審査会」の初会合が30日、衆・参両院で行われた。法律の施行から3か月以上遅れての始動となる。
30日の初会合では、衆・参それぞれの審査会で8人ずつの委員が秘密を外部に漏らさないとする宣誓書に署名し、会長を選出した。衆院は自民党の額賀福志郎氏を、参院は自民党の金子原二郎氏を会長に選出。情報監視審査会は特定秘密の指定や解除などについて政府から報告を受け、不適切な運用だと判断すれば、改善するよう勧告できる監視機関。ただ、この勧告に強制力はない。
衆院情報監視審査会・額賀福志郎会長「国民を代表してこれを監視するという本審査会の果たすべき役割は極めて重要なものがあります。国民から信頼される審査会のあり方を構築していかなければなりません」
特定秘密保護法は去年12月に施行されたが、衆議院の解散総選挙などの影響で始動が遅れていた。