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外交青書 “平和国家の歩み”の項目設ける

2015年4月7日 11:51
外交青書 “平和国家の歩み”の項目設ける

 日本外交の取り組みについてまとめた「外交青書」が、7日朝の閣議で報告された。今年の青書では戦後70年間の日本の平和国家としての歩みを振り返る項目が設けられたほか、テロ対策など国際社会に積極的に貢献する姿勢が打ち出されている。

 外交青書では戦後日本の歩みの原点は「先の大戦の深い反省を踏まえた不戦・平和の誓いにある」と記した上で、日本がアジアと世界の平和と繁栄に貢献してきた姿勢は「今後も決して変わらない」としている。また、過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を受け、テロ対策について国際社会の中で「自らの責任を毅然(きぜん)と果たす」と明記した。

 外務省は今回の外交青書について対外情報発信強化のため、2006年版以来、9年ぶりに全文を英訳するとしている。