高市総務相がタイを訪問 首相と会談
高市総務相がタイを訪問し、プラユット首相と会談した。日本の閣僚がタイを訪問するのは去年5月の軍のクーデター以来、初めてのこと。
会談で高市総務相は「日本企業のタイへの関心は非常に高く、今回、55社の幹部と一緒にタイに来た」と挨拶し、今後、情報通信技術を生かした防災システムやサイバーセキュリティー分野で協力していく考えを伝えた。
一方、プラユット首相は「日本の最先端の技術はタイにとってもためになる」と応じ、今後、日本の郵便システムの運営や業務にかかわるノウハウを輸入する可能性を検討することについても前向きに評価した。
プラユット首相は去年、軍のクーデターにより首相に就いたが、現在、新しい憲法や議会選挙など民政移管に向けた準備を進めている。
高市総務相が「首相の取り組みを日本も支援したい」と述べると、プラユット首相は「民主化のロードマップに沿って以前より、よい政府にしたい」と答えたという。