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木を見て森見ぬ議論~首相、野党の追及批判

2015年5月25日 21:12
木を見て森見ぬ議論~首相、野党の追及批判

 安全保障法制の関連法案が26日から国会で審議入りするのを前に、安倍首相は25日、「自衛隊員のリスクが高まる」との野党側の追及について、「木を見て森を見ない議論だ」と批判した。

 自衛隊員のリスクをめぐっては、先週の党首討論で民主党の岡田代表が「自衛隊の活動範囲が広がることでリスクは飛躍的に高まる」などと追及していた。

 こうした野党の追及について、安倍首相は自民党の役員会で、「自衛隊員のリスクが高まるといった木を見て森を見ない議論が多い。自衛隊員のリスク以前に、安保環境が厳しくなってきており、国民の安全リスクが高まってきている」「法整備によって抑止力を高め、国民の安全リスクを低くしていく」などと述べた。

 自衛隊員のリスクをめぐっては先週、中谷防衛相が「増大することはない」との考えを示している。