×

国会 与党、派遣法19日にも採決の構え

2015年6月15日 16:36
国会 与党、派遣法19日にも採決の構え

 与党の国会運営が強引だとして先週、民主、共産両党は審議を欠席したが、15日朝、与野党は国対委員長会談を開き、審議を正常化することで一致した。

 会談で与党側は先週、労働者派遣法改正案を審議する衆議院の厚生労働委員会などで、野党が欠席のまま審議を進めたことについて遺憾の意を示した。その上で「円満な国会運営を図りたい」として協力を求め、民主党などもこれを受け入れた。

 民主党・高木国対委員長「正常化については我々としては了とするけれども、今後、波風立たないように与党としてしっかり運営をされてほしいと申し上げた」

 正常化により15日の安全保障関連法案の審議には民主、共産両党も出席している。

 また、与野党は派遣法改正案の審議について先週、民主、共産両党が欠席した分の質疑を、19日にもやり直す方向で調整している。与党側は審議をやり直したあと、19日のうちに派遣法改正案を採決したい考えだが、民主党などが応じるかは不透明。