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国会正常化で与野党一致 国対委員長会談

2015年6月15日 12:27
国会正常化で与野党一致 国対委員長会談

 先週、与党の国会運営が強引だとして民主、共産両党は衆議院での審議を欠席したが、15日朝、与野党は国対委員長会談を開き、審議を正常化することで一致した。国会記者会館から古谷朋大記者が中継。

 会談で与党側が「円満な国会運営を図りたいので協力をお願いしたい」と要請したのに対し、民主党などもこれを受け入れた。

 民主党・高木国対委員長「正常化については我々としては了とするけれども、今後波風立たないように、与党としてしっかり運営をされてほしいと申し上げた」

 正常化により、安全保障関連法案を審議する衆議院の特別委員会には民主、共産両党も出席している。

 一方、先週、民主党などに同調せず審議に加わった維新の党だが、橋下最高顧問も14日夜の安倍首相との会談で、安保関連法案について審議の引き延ばしなどの抵抗戦術には否定的な考えを示したという。橋下氏に近い馬場国対委員長は、今後も是々非々で対応する姿勢を強調した。

 維新の党・馬場国対委員長「改めてうちは自民党でも民主党でもない、法案・政策の判断基準は国民のためになるかどうかだ。橋下・松井両名と今、維新が行っている法案対応は、ベースは同じ考えだと思う」

 維新の党内には与党との協議も見据え、安保関連法案の対案を準備する動きもある一方、民主党との共闘を重視すべきとの意見もあり、どこまで与党と協調していくかは不透明な部分もある。

 安倍政権は今後も維新の党の協力を得ながら安保関連法案を成立させたい考え。