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野田氏立候補か…自民総裁選、最大の山場に

2015年9月7日 18:36
野田氏立候補か…自民総裁選、最大の山場に

 安倍首相の無投票再選の可能性が高いと見られていた自民党総裁選をめぐる状況に変化が生まれている。8日の告示を前に野田聖子前総務会長が立候補に向けた動きを加速させている。

 野田氏が立候補できるかどうかのカギを握るのは、議員引退後の今も自民党岸田派の名誉会長を務める古賀元幹事長だ。この古賀氏の説得を受け、岸田派の若手議員数人が野田氏の推薦人に回る意向を示しており、現在の派閥会長を務める岸田外相は7日午後、臨時の派閥総会を招集した。会合では安倍首相の再選支持を改めて確認したという。

 自民党岸田派・岩田和親衆院議員「(Q:現状(態度を)まだ決めていない?)いやいやまああの、きちんときょうはお話を先輩方からうかがって、自分の気持ちを再確認したというようなところであります」

 夜には岸田・古賀両氏が同じ時間帯に別の場所で会合を開くことにしており、それぞれに言わば「踏み絵」を迫る形になる。

 情勢は予断を許さない。関係者によると野田氏は6日、推薦人に名乗りを上げている尾辻元参院副議長に電話し、立候補に必要な推薦人20人のうち、「18人集まりました」と報告したという。

 一方、安倍陣営の幹部は「10人もいかない。絶対に立候補できない」と強気の構えを崩しておらず、駆け引きが続いている。総裁選は告示を前に7日夜、最大の山場を迎える。

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