北朝鮮による核実験を受け、岸田外相は１３日夜、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、国連安保理での新しい制裁決議などで緊密に連携することを確認した。

　岸田外相はまた、北朝鮮の核実験について「安全保障上の重大な脅威」と指摘し、「国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦」などと非難した。

　これに対しロシアのラブロフ外相は「国連安保理決議違反」として懸念を表明した上で、「国連安保理での新しい制裁決議の協議に参加する用意がある」と述べた。

　一方で岸田外相は、ロシアと同じ国連安保理の常任理事国で北朝鮮と強いつながりを持つ中国の王毅外相との電話会談については、「引き続き調整を続ける」と述べるにとどまった。