北朝鮮が水爆実験に成功したと表明したことについて、安倍首相は６日、「我が国への重大な脅威で容認することはできない」と強い調子で非難した。

　安倍首相「今回の北朝鮮による核実験の実施は、我が国の安全に対する重大な脅威であり、断じて容認することはできません。強く非難します」

　さらに安倍首相は、アメリカや中国などと連携して「断固たる対応を取る」と述べた。

　一方、岸田外相は６日夜、韓国やドイツなどの外相と電話で会談した。日本は今月から国連安保理の非常任理事国になっており、岸田外相は「できるだけ速やかに強い内容の安保理決議が採択できるよう各国と連携していく考えだ」と強調した。

　また、日本独自の経済制裁の強化について菅官房長官は、拉致問題への影響も考慮して、北朝鮮の反応を見ながら検討する考えを示した。

　焦点の、今回の核実験が水爆だったのかどうかについて政府高官は、「判断するのは難しいが爆発の規模は原爆と同じだった」と話している。政府は今後も分析を続ける方針。