日本維新の会の松井代表は１日、年頭にあたり所感を発表し、政権与党に対して是々非々のスタンスで国内外の課題解決に取り組んでいく決意を強調した。

　松井代表は所感の中で、「少子高齢化や人口減少、ゼロ経済成長、米大統領の政策転換の影響、ロシアとの北方領土問題」など、「我が国が内外に抱える問題は山積しています」と指摘している。

　その上で、「日本維新の会は、政権与党に対し是々非々で臨んでいる。公約に掲げたことは徹底して守ります」と、日本が抱える課題解決に向けて取り組んでいく決意を強調した。

　一方で、「国会の（議場は）プラカードを掲げる場でも暴力をふるう場でもありません」などと、民進党など他の野党の国会対応を暗に批判している。

　そして、「２０２０年のオリンピック・パラリンピックに向けて東京が頑張る。その後は２０２５年の万博開催に向けて大阪が頑張る」と強調したほか、カジノを含んだＩＲ（＝統合型リゾート施設）の大阪圏での建設や、リニア新幹線が東京圏・名古屋圏・大阪圏を結ぶことが、「これからの日本を引っ張る」として、実現に向けた意欲を改めて示した。