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“都議会のドン”内田茂都議が不出馬表明

2017年2月25日 20:58
“都議会のドン”内田茂都議が不出馬表明

 自民党東京都連の前幹事長で都議会自民党の「ドン」と呼ばれた内田茂都議が、7月の都議選に立候補せず、議員生活を引退することを表明した。

 内田氏は1989年の都議選で初当選、自民党東京都連の幹事長などを歴任し、安倍首相とも近いことから、都議会自民党の「ドン」と呼ばれていた。高齢であることや健康問題が不出馬の理由だと説明した。

 小池都知事とは対立関係にあり、今月行われた千代田区長選挙では、小池都知事が支援した候補者に対し、対立候補を擁立して大敗した。内田氏はその責任についても言及した。

 内田氏「(千代田)区長選の責任をとって、私一人で責任をしょわせてもらえないかと。こういうことで辞職をさせていただく」

 不出馬の表明と合わせて、党の千代田総支部長を25日に辞任したことも明らかにした。

 一方、内田氏と対立関係にある小池都知事は、次のように述べた。

 小池都知事「ご自分でお決めになることですのでコメントのしようがありません。今、都議会もずいぶん新しい波が押し寄せてきていると多くの方々がお感じになっているのではないでしょうか」