公明党の山口代表は１２日、福島第一原発事故の影響で全村避難となった福島県飯舘村を視察し、村で栽培される花を東京オリンピック・パラリンピックで活用できるよう「小池東京都知事に直接お願いしたい」と述べた。

　山口代表は、帰還困難区域を除き今月３１日に避難指示が解除される飯舘村を視察し、村に戻る住民らと意見交換を行った。

　飯舘村の住民「東京オリンピックに飯舘村の花を飾ろうということで、今、がんばっています」

　山口代表「ぜひ小池知事に売り込んで、被災地の花を活用できないかアイデア、知恵を出してもらえるように、私も直接お願いしたいと思います」

　その後に行われた公明党の会議では、福島県内の被災自治体の町長らが、風評被害対策や人材育成策への継続的な支援の必要性などを訴えた。山口代表は「地域に応じた柔軟性を持てるような支援のあり方が模索されなければならない」と述べ、より細やかな対応が必要との考えを強調した。