東京五輪バレー会場は有明 小池知事が表明
2020年東京オリンピック・パラリンピックのバレーボール会場の見直しで、東京都の小池知事が16日午後、「有明アリーナ」の新設を表明した。
小池知事「最終的に有明アリーナとさせていただいた。この3つの会場、それぞれ前のところと同じではないかとおっしゃるかもしれませんけれども、ただ、安くするというのではありません。また、あっちだこっちだといって、時間を浪費したと私は思っておりません。むしろ、ここにたどり着くことによって、皆様方との、都民の皆様方との一体感が生まれたのではないかと、むしろそのように思いたい」
小池知事は「横浜アリーナ」について、放送機材用に必要な会場周辺スペースの確保など、オリンピック運営上の要因から変更を見送ったとした。そして、新設する「有明アリーナ」を中心とした地域一帯を、「ARIAKE LEGACY AREA」として、スポーツなどの様々なイベントが集まる場所として整備する方針を明らかにした。
また、運営権を民間に売却する「コンセッション方式」を東京都の事業で初めて導入し、民間の知恵を生かしながらコストを回収していくとしている。
小池知事はこの方針をすでにIOCのコーツ副会長に報告したということだが、21日に行われる4者のトップ級協議で改めて説明することにしている。