教育無償化の財源 自民党内で意見分かれる
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教育無償化を実現するための財源をめぐり、自民党内で意見が分かれている。5日に開かれた会合で、国債と保険、どちらで賄うべきか、議論が交わされた。
教育無償化の実現に向けては、自民党の小泉進次郎議員ら若手議員が、国が新たに保険料を集め財源とする「こども保険」という制度を提案している。
小泉氏らは、「こども保険」では、まずは小学校入学前の子どもの支援を優先すべきなどとして、保育や幼児教育の無償化を目指すと主張している。
一方、下村元文科相らは、高等教育なども含めた、教育に使い道を限定した「教育国債」を発行する案を主張していて、5日の会合でも「『こども保険』では高等教育の財源はどうなるのか」などと指摘した。
これに対し小泉氏は、国債では将来世代に負担をつけまわすだけと訴えた。
小泉進次郎議員「未来への投資だから国債でもいいんじゃないかという声が一部でもあることは聞いてますけど、未来への投資というと何でも言えちゃうんですよね」
自民党は、教育無償化の実現に向け、5月中にも党としての案をとりまとめることを目指している。