×

日印防衛相が会談 防衛協力の強化を確認

2017年5月8日 20:35

 稲田防衛相はインドのジャイトリー国防相と会談し、緊張が続く北朝鮮情勢について「インドを含む国際社会全体の連携が不可欠」だとして、両国の防衛協力を強化する方針を確認した。

 会談で稲田防衛相は「北朝鮮の核・ミサイルの脅威レベルはあらたな段階に達している」として、「朝鮮半島の安定と非核化のためにはインドを含む国際社会全体の連携が不可欠だ」と訴えた。これに対し、ジャイトリー国防相は「日本側の懸念は共有する」と理解を示した。また、中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢についても意見交換し、航行の自由の重要性を改めて確認した。

 インドは海上交通路の要衝に位置しており、日本としては地域の安全保障への危機感を共有するとともに、今年夏に予定されている日・米・印3か国の海上共同訓練などを通じて、今後もさらに防衛協力を強化していきたい考え。