文書確認され…安倍首相出席で集中審議へ
加計学園の獣医学部開設について、民進党が入手した文書を再調査した結果、文部科学省は19の文書のうち14の文書が確認されたと発表した。これらを受けて、参議院では16日、安倍首相が出席する集中審議が行われることが決まった。国会記者会館から高柳裕美記者が伝える。
今国会は会期を延長しないため、16日が実質的な最終日だが、急きょ、集中審議が決まった。安倍首相が説明責任を果たす姿勢を見せる狙いがあるとみられる。
自民・民進両党は、16日午後1時から参議院予算委員会を開き、集中審議を3時間行うことで合意した。
民進党の蓮舫代表は会見で、文科省の再調査の結果について「結果としては隠ぺいしていた」「怪文書と言い放ち、個人攻撃した菅長官も責任が問われる」などと厳しく批判している。16日の審議でもこうした点を追及するものとみられる。
一方、山本地方創生担当相は、文科省の内部文書に文科省の担当者とのやりとりが含まれる内閣府側でも、新たに調査することを発表した。
山本地方創生相「(首相からは)『ぜひしっかりスピード感を持ってやってもらいたい』ということでした」
調査結果については、16日朝までに発表する方針だという。