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野党“説明責任を” 菅長官は集中審議否定

2017年6月21日 18:18
野党“説明責任を” 菅長官は集中審議否定

 加計学園の獣医学部新設をめぐり、文部科学省内で新たに「萩生田官房副長官の発言概要」と題した文書が見つかったことを受け、民進党は安倍首相に説明責任を果たすよう攻勢を強めている。国会記者会館から政治部・清田大輝記者が伝える。

 蓮舫代表は街頭演説で、安倍首相出席の集中審議に応じないことについて、「総理が言っていることと違う」などと強く批判した。

 民進党・蓮舫代表「(文書に)名前が出た政治家は、私は言っていない。そのメモを書いたとされる国家公務員は記憶がなくなっています。こんな都合の良い説明が果たして本当にあるんでしょうか」「総理大臣はおととい記者会見をして、何かあれば丁寧に説明していくと言われました。総理が言ってることと国会でやっていることが全く違う」

 安倍首相出席の集中審議について、与党側は20日、要請を拒否した。菅官房長官は21日の会見でも改めて否定している。

 菅官房長官「まず加計学園に関連して(萩生田副長官は)総理からいかなる指示も受けたことはないと言っております。そして内閣府から具体的に総理から開学時期および工期などについて指示があったと聞いていないし、また萩生田副長官のほうから文科省に対して指示もしていないということを明確にしています。そういう中で(安倍首相出席の審議は)必要ないということを申し上げました」

 こうした中、民進党は22日、他の野党にも呼びかけて臨時国会の召集を求める方針。