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政治
2017年9月29日 17:42

調整不調でまた新党も?混迷深まる合流構想

調整不調でまた新党も?混迷深まる合流構想
(c)NNN

 民進党が希望の党への事実上の合流決定から一夜明け、公認をめぐる調整が難航している。希望の党の小池代表は民進党の候補予定者全員の受け入れを強く否定していて、民進党・前原代表の主張と大きく食い違っている。国会記者会館から青山和弘記者が伝える。

 小池代表は時間を追うごとに公認の条件をめぐる発言をエスカレートさせている。政権交代を目指す政党を作るという合流構想は混迷の度を深めている。

 小池代表「(民進党の前議員の一部を)排除いたします。絞らせていただくということです。それはやはり安全保障、憲法観といった根幹の部分で一致していることが政党としての政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないか」

 また小池代表は「政策は希望の党として作る物であって政策合意を求めて党対党で合流するという話はそもそもない」と強調した。

 前原代表は民進党の前議員全員の公認を求めているが、希望の党はすでに菅元首相など10人程度の前議員を公認しない意向を伝えてきているという。

 また小池代表は近畿地方を中心に日本維新の会とも連携する考えを示していて、合流後「希望の党」を支援する方針だった民進党最大の支持団体・連合からも「話が違う」などと前原代表に対する不満の声が上がっているという。調整が不調に終われば公認されない議員が新党を結成するなど、混乱が拡大する可能性も出てきている。

■こうした中、小池代表が東京都知事を辞めて出馬する可能性はどうなのだろうか

 29日も小池代表は自身の出馬を否定している。ただ、希望の党が政権交代を目指すのならば、首相候補として出馬すべきとの見方が与野党共に大勢。民進党幹部は「小池代表は首相を狙える条件がそろえば出馬に踏み切るのではないか。焦点は候補者がそろうかと世論の動向だ」と話している。

■こうした新党の動き対する与党側はどう見ているのか

 一斉に批判している。菅官房長官は「選挙目当ての数合わせだ」と語気を強めた。

 菅官房長官「たった一夜にして政策の協議も全くない中で、いつの間にかひとつの政党になってしまっている。まさに選挙目当ての数合わせが進んでいるのではないかなと思っています」

 公明党・山口代表「民進党で政権を争えないような人が希望の党と名前を変えたからと言って、仮面をかぶったってダメなんですよ」

 与党内には依然警戒感がある一方、ある自民党議員は「小池代表が選挙に出ても出なくても批判を浴びる。小池旋風は吹かないかもしれない」と分析している。

 一方、野党共闘を模索してきた共産党も強く反発している。

 共産党・志位委員長「この希望の党、希望はありませんね。自民党政治の補完勢力であることは明らかではないでしょうか」

 共産党は希望の党に対抗馬を立てて戦う方針で、選挙の結果にも少なからず影響を与えそうだ。