アメリカ軍が先週、広島県の民家がある地域の上空でフレアと呼ばれる火炎弾を使用した戦闘機の訓練を行ったため、小野寺防衛相は同様の訓練を陸地上空で実施しないようアメリカ側に要請した。

　火炎弾の使用は今月１１日、広島県北広島町の住民が撮影したことなどから防衛省が確認したもので、１７日、アメリカ側から岩国基地に所属する海兵隊の戦闘機が訓練を行った際に、「フレア」と呼ばれる火炎弾を使用したと報告があった。

　小野寺防衛相は「住民が不安を覚えるような訓練は決して適当ではない」と述べた上で、アメリカ側にフレアを使用する戦闘機の訓練を陸地の上空で実施しないよう要請した。