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希望の党“暫定”共同代表に大島氏で調整

2017年10月27日 12:19
希望の党“暫定”共同代表に大島氏で調整

 希望の党は27日午後、小池代表と並ぶ共同代表を決定するが、民進党の幹事長を務めた大島敦氏が暫定的に就任することで最終調整している。

 来週に首相指名選挙を控えて、党内にはここで正式な共同代表を決めるべきとの声もあったが、暫定的に党内の反発が少ない大島氏が就任する方向。

 希望の党・玉木雄一郎議員「国会議員の代表たる共同代表の選出手続きを明確に規約の中に入れた上で本格的な代表選挙をしていくという流れになると思います」「(現段階で)新しい顔でフレッシュなスタートをという声があるのは事実です」

 共同代表を巡っては、小池代表が人事を国会議員に委ねる考えを示したことから、樽床代表代行と民進党で幹事長を務めた大島氏が協議していた。その結果、大島氏を暫定的に充てて首相指名選挙でも大島氏の名前を書き、その後、代表選挙を行って正式な共同代表を選ぶ方向で最終調整に入っている。

 代表選挙には、早くも当選4回の若手・玉木雄一郎議員を推す声が出ていて、玉木氏は「党を担っていく気持ちはある」と意欲を示している。

 一方、民進党も午後、両院議員総会を開き、前原代表が党分裂の経緯について説明する。ただ、批判が噴出するのは必至で、前原代表がいつ辞任するかが焦点。前原代表は周辺に「気持ちとしては、すぐに辞めたいが、今後の方向性を決めてからになると思う。一晩考える」と話している。