前原代表辞任へ…民進党は今後どうなる?
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民進党の前原代表は30日夕方、党分裂による混乱の責任をとって代表の辞任を正式に表明する見通し。両院議員総会が行われる民進党本部から中継。
前原代表は30日午後の党の会議で、「最後の仕事だ」と明言していて、これから始まる両院議員総会で正式な辞任を表明する見通し。
前原代表「一番頑張っていただきました地域の皆さん方、全国の皆さん方、組織の皆さん方にしっかりとご意見、ご批判、そしておしかり、これを承ってそして新たな執行部につないでいくということが私の仕事だと、最後の仕事だとこう思っておりまして」
30日午後1時から始まった地方組織の担当者の会議が4時間も続いたため、総会の開始は遅れている。その会議では、前原代表の即刻辞任を求める声が相次いでいる。民進党の希望の党への合流を主導した前原代表だが、衆議院議員は、希望の党、立憲民主党、無所属と3つの勢力に分裂することとなり、また、自民党の大勝を許す形となった。こうしたことから、前原代表はまもなく正式に辞任を表明する見通し。
■民進党は今後、どうなっていくのか?
まずは新しい代表を決めることになる。民進党は30日の両院議員総会で新しい代表の選出方法を決める見通し。特別国会を来月1日に控え、正式に党大会を開いて代表を選出する時間がないため、早ければ31日に新しい代表を決めることになりそうだ。
そして新代表だが、民進党籍を残したまま無所属で当選したベテランの岡田元外相を推す声が多くある。ただ、岡田氏は現在、無所属で当選した議員の会派の代表を務め、その立場で立憲民主党や希望の党など野党のつなぎ役になることを目指しているため、民進党の代表を受け入れるかどうかは不透明。
他に、参議院で当選4回の羽田雄一郎幹事長代理の名前もあがっている。しかし、新しい代表が決まっても前途は多難だ。党内には「民進党はもはや清算手続きをするための組織だ。先に地方組織が立憲民主党や希望の党に分裂するだろう」との声もあり、混乱はまだ続きそうだ。