希望・玉木氏「土の香りする国民政党へ」
希望の党は、両院議員総会で小池代表に並ぶ共同代表に、玉木雄一郎議員を選出した。
玉木共同代表「地に足のついた土の香りの、匂いのする、そんな本物の国民政党として、私はこの希望の党を皆さんと一緒に作り上げていきたいと思う」
玉木共同代表は、財務省出身で当選4回。民進党で幹事長代理などを務めた。就任後の記者会見で玉木氏は小池代表について、「できるだけ早く会って、コミュニケーションを深めていきたい」「相乗効果を出していきたい」と語った。また、他の野党との連携については、「まずは自分たちの党の基盤を固める」と述べるにとどめた。
一方、今回の共同代表選挙をめぐっては、憲法9条の改正や安全保障関連法への姿勢などで深刻な路線対立が浮き彫りになった。玉木共同代表は、「党内の一致結束、挙党態勢の構築に全力を挙げる」とした上で「できるだけ速やかに執行部体制をつくりたい」と述べた。
一方、敗れた大串議員は、「党全体がまとまっていけるような、党運営をやっていってほしい」と注文をつけている。今後は玉木共同代表がどのように党内融和をはかりつつ野党の中で存在感を示していくのか手腕を問われることになる。