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希望・小池代表が辞任意向 2か月足らずで

2017年11月14日 16:24
希望・小池代表が辞任意向 2か月足らずで

 希望の党の小池代表が党の代表を辞任する意向を固めた。まもなく開かれる希望の党の両院議員総会で明らかにする方針。

 一時は国政で政権交代を目指すとしていた小池代表が代表就任から2か月足らずであっけない退場宣言となった。小池代表は衆院選の後も「創業の責任もある」として辞任しない考えを示していた。しかし、希望の党内で憲法改正に前向きで安全保障関連法容認という小池路線に否定的な意見があること、また都知事に専念すべきという世論が根強いことなどから代表辞任を決めたものとみられる。

 希望の党のある議員は「最高顧問など何らかの形で残って欲しい。そうでないとただ投げ出したということになる」と話している。一方、別の関係者は「総選挙で50議席しか取れなかった時点でこの結論は見えていた。国政政党の代表を続ける意味がなくなったんだろう」と語っている。

 小池代表は午後5時から開かれる希望の党の両院議員総会で玉木共同代表率いる新執行部が発足するのを受ける形で自らの辞任の意向を明らかにする方針。旗頭を失う希望の党が今後どのように党を立て直すのか厳しい道のりとなるのは間違いない。