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枝野代表「佐川国税庁長官を更迭すべき」

2018年1月24日 15:28
枝野代表「佐川国税庁長官を更迭すべき」

国会では各党の代表質問が始まりトップバッターとして立憲民主党の枝野代表が質問に立った。枝野代表は森友学園問題をめぐる去年の通常国会での答弁が虚偽だったとしてその後、国税庁長官に昇進した財務省の佐川前理財局長を更迭すべきだと迫った。

枝野代表の追及に対して安倍首相は「適材適所の人事を行った」として、佐川長官を更迭しない考えを示した。

枝野代表「近畿財務局との間で具体的な金額を示したやり取りがあったことを示す明確な音声テープが明らかになるなど、これが虚偽答弁であったことはすでに明々白々です」「徴税事務の信頼を守るために今すぐ佐川長官を更迭すべきであります」

安倍首相「国税庁長官の人事については、他のすべての人事と同じく、適材適所の考え方に基づき行ったものであります。なお、森友学園の国有地売却に関しては、今後ともしっかりと説明をしていかなければならないと考えています」

また、枝野代表は巡航ミサイルやステルス戦闘機など防衛装備品の導入について、「本当にこれら高額な装備が専守防衛に反しないのか」とただした。

これに対して小野寺防衛相は「国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、防衛の質および量を必要かつ十分に確保することが不可欠」だと反論した。

一方で焦点の憲法改正について枝野代表は、「安倍首相の憲法の定義が前提では真っ当な議論ができるはずもない」と切り捨て、あえて質問しなかった。